TOEICを学習するにあたり、TOEICとはどのようなものなのか説明します。
TOEIC Listening & Reading Test について
結果は合格、不合格ではない
TOEICは英語におけるListening(聞く)、Reading(読む)の力を測定するもので、合格、不合格というものはありません。
リスニングセクション5~495点、リーディングセクション5~495点、トータル10~990点のスコアで評価されます。
TOEICの問題内容
TOEICの問題内容は、知識、教養としての英語ではなく、オフィスや日常生活における英語によるコミュニケーション能力を測定するものです。
TOEICの問題形式
リスニングセクション(約45分、100問)と、リーディングセクション(75分、100問)から成り、約2時間で200問に解答します。
テストは英文のみで構成されています。
マークシート方式のテストです。
リスニングセクションにおける発音は、米国、英国、カナダ、オーストラリアが使われています。
テスト中、問題用紙への書き込みは一切禁止で、不正行為としてみなされます。
リスニングセクションについて
リスニングセクションは45分間で1~4のパートがあります。一つずつ確認しましょう。
パート1 Photographs 写真描写問題
パート1の問題数は6問です。1枚の写真について4つの短い説明文が流れます。そのうち最も適切に描写しているものを選ぶ問題です。説明文は下のように書かれておりません。写真のみです。
例えば、猫がベッドで寝ている写真だとします。
- (A)The cat is jumping on the floor.
- (B)The dog is sleeping on the bed.
- (C)The cat is sleeping on the bed.
- (D)The cat is chasing a mouse.
もちろん答えはCですね。今回わかりやすいように平易な例にしましたが、実際はもっと難しいのでそこはご了承くださいね。
パート2 Question-Response 応答問題
パート2の問題数は25問です。1つの質問または発言を聞いて、3つの応答のうちどれが最も適切かを選ぶ問題です。
例えば、Are you taking an international or a domestic flight? と放送され、続いて、
- (A)I’d prefer a window seat.
- (B)He moved there last year.
- (C)I’m flying internationally.
と放送されるので(C)を選択し、マークシートのCに塗ります。
パート3 Conversations 会話問題
パート3の問題数は39問です。2人もしくは3人の会話が放送され、その後に設問が続きます。
一つの放送で問題が3題あります。例えば、職場で同僚同士が会議のことについて話している問題だとします。1つ目の質問は彼らはどこで働いているか、2つ目は、なぜAさんは〜〜と言ったのか、3つ目はこれからどうなるのか?などの3つの質問が放送されるので選択します。
パート4 Talks 説明文問題
リスニングセクションの最後のパートは30問です。
アナウンスや電話のメッセージなどの説明文が放送され設問が続きます。
要領としてはパート3と同じですが会話ではなく話者は1人です。
リーディングセクションについて
リーディングセクションは75分間でパート5〜7から構成されます。こちらも一つずつ確認していきましょう。
パート5 Incomplete Sentences 短文穴埋め問題
問題数は30問です。4つの選択肢の中から最も適切なものを選び、不完全な文を完成させる問題です。
例えば、The real estate developer has decided to construct a large shopping mall ——–the city museum. の————に入るのは、
(A)throughout (B)near(C)into (D)upon
から選択します。その不動産開発業者は市立博物館の近くに大型商業施設を建設することを決めた。
という訳で答えは(B)になりますね。
パート6 Text Completion 長文穴埋め問題
パート6の問題数は16問です。長文の中に所々4つの空所があるので、何が適切か4つの選択肢から選びます。要領としてはパート5と同じで、文章が長くなったイメージです。
パート7 Single/Multiple passages 1つの文書、複数の文書
パート7は読解問題で1つの文書が29問、複数の文書が25問出題されます。1つの文書で問題数は2〜5問です。内容はテキストメッセージ、Webページ、メモ、広告などです。
開発 運営団体について
TOEIC L&Rは米国ニュージャージー州プリンストンに拠点を置くETSによって開発、制作されています。
ETS は他にTOEFL, GREなどを含む約200のテストプログラムを開発している世界最大の非営利テスト開発機関です。
日本では一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会が行っています。
以上、TOEICについてまとめました。
今後はパート別の攻略法もまとめていこうと思います。
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